Twitterアカウント削除したけど30日目に復活した件

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覚悟を決めて、Twitterアカウントを削除

2023年3月16日のこと。

私はTwitterで、今まで取ったことのない操作をしていた。
それは「アカウントの削除」だった。

もうTwitterはやらない、そう覚悟を決めた。それでメインのアカウントである @kaorabeと、もう一つのサブアカウントも削除していた。

なぜTwitterのアカウント削除に踏み切ったのか。
それは、私の精神状態がとても不安定だったということがある。

2019年末からのコロナ禍で、これまで職を転々としていた私は、これ以上仕事をし続けることをやめることにした。

それ以降、いろいろなことをしてきた。

母業に専念しようと思い、「専業母」と名乗ってみた。
就労継続支援B型事業所にも通ってみた。
そして、同人作家となって、自分で書いたエッセイを自費出版しようとも目論んだ。

しかし、どれも完遂することなく、フェードアウトしてしまった。

そんな風に、宣言してみたことを続けられない、やり遂げられない自分、周りの人に迷惑をかけてしまっていると思い込み、もうインターネット上から消えようと思った。

それでTwitterアカウントを削除した。

削除してみてどうなったか

私は2007年からTwitterをしていた。当時は別のハンドルネーム、ユーザーIDでやっていて、2015年に@kaorabeというアカウントを作り直した。

仕事をしなくなって以降の私にとっては、Twitterが世界とつながる唯一の手段。そう思いこんでいた。

だから、きっとTwitterを辞めたら劇的な変化があるだろう。現実世界がきらきら光り輝いて見えるだろうか。などと期待をしていたが、すぐには変わりがなかった。

しかし夫に言わせると、

「すごく落ち着いてるね。いい感じ」

とのこと。

自覚はまったくないのだが、そう見えるというのは良いきざしだと思った。

今までずっと、「いいね」が欲しくて、誰かの承認が欲しくてたまらなかった。
それでツイートすること、Twitterアカウントを維持することをやめられなかった。
その反面、下手なことを書いて誰かに批判されたり炎上したりすることをひどく恐れていた。

これらTwitterに関する、自分で勝手に作っていた呪縛から解放されたのは、気分が良かった。

少なからず変化もあった。それまでいつもパソコンやスマホを気にしていて、ほぼ5分おきくらいにTwitterに張り付いていた(むしろ、ずっと常駐していた)のが、なくなって、地に足が着いた感覚を得られた。

入学とエッセイ、そして復活

それからしばらく、Twitterから消え、インターネットから距離を置く生活を送っていた。

そんな私だったが、2023年4月5日、とある学校の通信教育部に入学した。そこでエッセイを書いて添削や評価をしてもらうことになった。

急に決めたことだったが、やはり何もしていない日々は耐えがたいものがあり、ライフワークとしてエッセイを書いていこうと決めたのだ。

そして、Twitterアカウントを消してからちょうど30日目となった2023年4月15日。
一遍のエッセイを書き上げて、学校に提出してきたところだった。

持参したエッセイを、その場で読んでもらった。

「書き続けてください」

という言葉をかけてもらって私の心は高揚していた。

それをきっかけに、

「エッセイを日常的に書いて、インターネット上のどこかに掲載して読んでもらいたい」

という気持ちがむくむくと芽生えた。

思い立ってから行動が早すぎる私は、ブログを立て直し、クラウドストレージにかねてから取ってあったバックアップデータから復元した。

するとあっという間にブログが復活。

WordPressのプラグインUpdraft plusには感謝してもしきれない。

そうして改めて記事やブログ全体を見てみると、いたるところにTwitterのアカウントが記載されていた。

「連絡はTwitterのダイレクトメッセージが一番早いです」

とまで書いてあった。

私は少し考えた。これらの記述を消すか…

『ぶっちゃけ、消すのめんどいし、ブログにエッセイを載せたら告知もしたい…』

またも、決めたら早かった。
30日ぶりにTwitterにログインして、「アカウントを復活」していた。

最初はフォロー、フォロワー数が0だったが、数時間経ったら元に戻った。

タイムラインのみなさんは、30日前とまったく変わりなくツイートされていて安心した。

「ああ、ここも私の居場所のひとつなんだな」

そんな風に思った。

サブアカウント消えちゃった

そういえばすっかり忘れていたのだが、 @kaorabe は復活させたのに、サブアカウントは復活するのを忘れていたので、消えてしまった。

「まあいいか」

そう思える程度に、自分の中でのTwitterの重みが軽くなったことはとても喜ばしい。 これからもほどほどの距離感を保ちつつ、Twitterともインターネットともつきあっていきたい。

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ご意見、ご感想お待ちしています。お気軽にどうぞ

コメント一覧 (2件)

  • そんな経緯があったのですね。なかなかネットとの付き合い方は難しいですよね。
    エッセー楽しみにしています!

    • 本当に難しいです。ネットとは適度に距離を持って付き合うのが良いのだろうなと思いました。
      励みになるお言葉まで、ありがとうございます。頑張りますので、また読んでやってください!

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